世の中はクソである。

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居場所がほしい

洗脳の仕組みと洗脳を解くことが非常に難しい理由について。

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世の中義務教育をはじめ、全て何かしらの洗脳と言えば洗脳なのだが、そう言ってしまうと収拾がつかなくなるので、その辺は置いといて。

以下ではオウム真理教のような「カルト宗教団体」やアムウェイのような「ネットワークビジネス」等のいわゆる「洗脳」に対して述べます。

まず、洗脳の罠というのは実にいたる所に潜んでいて決して他人事ではないということです。

以前僕の身内がネットワークビジネスに手をだしたことがあり、洗脳に関して深く考えさせられたことがありました。

そして結論から言うと、洗脳を解くのは非常に難しい。

「間違っているよ」と説得しようとしても「あなたが間違っている」と反発され、ますます話を聞かなくなくなるからです。

そしてそれらはそもそも、洗脳とは何か?思想とは何か?という話からはじまると思うので、その件について述べようと思います。

洗脳と思想について

洗脳とは?

俗に思想改造のこと。

思想とは?

心に思い浮かんだこと。考え。特に、生活の中に生まれ、その生活・行動を支配する、ものの見方。 

僕の見解として思想というのは、どういう価値観で、どういうものの捉え方をし、どういう方針で生きていくのか?それらの判断を下す人間の "司法機関" だと思う。

思想は体験によってつくられ、全ての判断を司る

人は何かを行えば、その行動に対して何かしら "考える"というプロセスを踏む。そしてその一つ一つの "考え" の集合体が「思想」だ。

例えば、貧しい家庭に育った人は、"お金の苦労" を嫌というほど体験しているので、「お金は非常に大事だ」という考えが生まれる。そしてそれが蓄積され、これが飛躍すると「お金が全てだ」という思想になったりする。

このようなプロセスで、あらゆる体験により人間の思想は構築されていく。

これは例えるなら社会問題や技術革新によって世の中に新しく法律が制定されることと同じである。

そして一度その法律が確定すると、全てその法律ベースで世の中が整備されていくことと同じように、人間も一度思想が確定すると、それによって全て行動が決まる。思想は人間の "司法機関" のようなものなのだ。

つまり、洗脳とはその法律を洗脳者に都合よく改造されるようなものなので、一度洗脳されてしまった場合、いかにそれを改め直すことが難しいかがわかると思う。

2種類の洗脳パターン

思想の感化

思想の感化とは思想の芽を煽ってその気にさせることである。

例えばアムウェイなどの「ネットワークビジネス」に手をだす人は、そもそも "お金に対する強い執着" という思想の芽をもっており、 "でも一人じゃ何もできない" という滞りを抱えている。

そんな人に対し「夢」「お金」「成功」「仲間」「繋がり」「ワクワク」といったキーワードでその "思想の芽" を煽り、その気にさせる。

大規模な集会や金持ちのパーティーに参加させ、気持ちを煽り、育て、固める、といった流れだ。

なのでこのパターンで洗脳される人というのは、そもそも自分自身に感化される "思想の芽" をもっている。この場合は "お金に対する強い執着" 、これを育てるのが思想の感化という洗脳手法だ。

思想の感化自体は日常でも普通にありふれているが、ネットワークビジネスがより洗脳的なのは、複数または集団で一人を囲い、集団内で絆を構築させ、論破に対する回答をあらかじめ万全に準備している点だと思う。

無からの思想構築

洗脳というのは解くのも難しいが、洗脳する方も難しい。

特にカルト宗教団体のようなお金だけでなく、"生活" や "人生" を幅広く支配する強力な洗脳は非常に難しいだろう。

なぜならば普通の精神状態で普通に判断ができる人は、普通に「おかしい」と気づくことができるからである。

なので彼らは誰かを洗脳する際、例えば人生に敗れボロボロになった人のような、既存の価値観が揺らぎ正常な判断ができない人をターゲットにしている。

そんな人に近づき、仲良くなり、信頼関係を築き、じわじわと、着実に、新たな思想を植え付ける。「ああ、これが正しいんだ」と思わせる。

解決策を考える

まず洗脳を解くということは非常に困難なことであり、100%洗脳を解くことができる人物、方法はないのではないか?なぜならば洗脳を解く方法は、最終的に「自分で気づく」しかないからである。

自分の中の「何かおかしい」「もしかしたら違うかも」という "疑問の芽" に自分で気づくしかない。それは思想という一番根っこの土台が揺らぎ、内部からジワジワと崩壊するということだ。

失敗すること

何かを失ってからでは遅いといえば遅いのだが、「自分で気づく」方法として一番有効なのは「失敗」することだと思う。

実際に僕の身内は、ネットワークビジネスに手を出し、周りがどれだけ説得しても聞かず、精神的疎遠になっていた。

しかし、最終的にそのビジネスは上手くいかず、多額の金をドブに捨て、そこではじめて自分で気づき、今ではまるで何事もなかったかのようになっている。

悠長に聞こえるかもしれないが、ネットワークビジネスぐらいであれば、数人の友達と幾分の金を失えばいつかは戻ってくると思う。

なぜならば、そのビジネスは大体が一部の上層しか儲からないし、続ければ続けるほど何だかんだ経済的にキツくなっていくからである。

また、そもそもその界隈は悪い噂が絶えないので、気づくチャンスはいくらでもある。

そして本当の友達であればそれぐらいで失わないし、お金も後から取り返せる。なのでまだ大丈夫だと思う。

しかし、問題はカルト宗教団体のように "失敗にも気づけずズルズルと搾取される" パターン。

彼らは外部の情報を遮断するために集団生活を行わせたり等、徹底的に "疑問の芽" を潰しにかかってくる。

そしてその団体に属していればそこそこ幸せを感じることができてしまうことも疑問が芽生えない悪因だ。

周りの人ができること

洗脳を解く方法は非常に困難である。それは最初に述べたように人間の "司法機関" を改め直す、また根本から覆すことだからである。

北風と太陽の話のように、どれだけ外部から説得しようとしても反発するだけでむしろ逆効果だ。

洗脳を解くには "自分で気づく"しかないので周りはそのためのフォローしかできない。

信頼関係を築き、何かを問いかけ、「あれ、おかしいな」と疑問を芽生えさせ、経過を見守ることが唯一できることだと思う。ただその問いかけは三者三様であり、決まった答えはない。
さらにその問いかけに主観を入れてはいけない。悪意を感じ取り、とたんに受け付けなくなるからだ。

また、カルト宗教団体の場合はなるべく人間関係が閉鎖的にならないようにしないといけない。

どれをとっても非常に難しく、のめり込んでしまった場合、周りにはもう救出する術がないと思う。

まとめ

洗脳の仕組みと、洗脳されてしまった場合外、部からの働きかけで洗脳を解くことは非常に困難だということを述べた。

ただ、ここで述べた洗脳の仕組みを知っていれば、少なくともあなた自身は洗脳にかかりにくくなるだろうし、身内が洗脳された場合も "いきなり感情的に否定をする" といったしてはいけない行為を避けることができると思う。

洗脳の罠は世の中のいたる所に潜んでいる。そして洗脳は病気と同じで、かかってしまったら治すのが難しい。
なので洗脳という仕組みを知り、しっかりと予防しておくことが重要だと僕は思う。

 

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